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木と山と太陽
小さいころたいくつな授業の合間に書くらくがきのひとつに木と山と太陽のセットがある。 今でもネムタイ会議では人の鼻や眼と一緒に木と山と太陽をA4の資料の端に書いてしまう。 木と山と太陽は、自然に出てくる、こころの風景なので…
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『白い倉庫、黄色い倉庫』
倉庫が欲しい白い倉庫が倉庫で暮らしたい黄色い倉庫で 天井のないガランとしただべっぴろい倉庫の中央に木の机を置いて読書する。 白い倉庫と黄色い倉庫は当面の唯一の物的欲求であってもこれだけは得なければ前に進めない大きな意味が…
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『海のいきもの』
海の神秘は こわい。海の深さは偉大。海のいきものは数えきれない 海でくらし海でなくなる。 海の不思議を解明する。それがテーマ。
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白とグレイのビル(A)(B)
建築物。特にビルディング。それも背の高い塔のような現代を象徴するビルディング。 山のようなビルディングを白とグレイにして街の中心に置いてみると美しい絵ができる。 白とグレイのビルディングの中で人が 機械のようにあるいは、…
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白い人
ふわっとした白い人の見かけちょっと考え深げな物腰白い人は時の人。 ややこしい問題に直面してもいったん白紙に戻す白い人は原則を大切にする。 白くありたいと今日も思うけれどあれこれ 雑多なことがじっとしていても押しよせてくる…
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玉子と電気
文明の線というか人間の光のような電気のパワーを このごろ人はあたりまえのように慣らされてまるで太古の昔から水と空気と一緒にあったかのようにありがたさを忘れてどんどん使う。 玉子も又永くおなじプライスのためかそれとも他に理…
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ラムネとハイライト
色のない水のようなそれでいてチクリとするラムネの本質に 青いパッケージのハイライトを重ねると不思議なほど似かよった ポピュラー性におどろいて尚かつ壁と調和する。
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歩くこと
歩くこといつも同じ歩幅で 歩くこと。 左足と右足を交互に 前に出し続けることが歩くこと。 単調にくり返しどこ迄も飽きることなく歩くこと。 歩くことが生きること歩くことで大地を感じ歩くことで歴史をつくり歩くことで壁を越え歩…
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遊感
遊んで感じる人遊感人。あたらしい会社員は遊感人。人の気持ちや物の大切さ事のていねいさにこころがける人遊感人。 遊感人はいばらない。 遊感人はやさしい。遊感人はおだやか。遊感人は広い。遊感人は永遠。
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機械的
メカニズム機械文明機械的こころのない機械的にこころをつけようとこころみる システムに成功するとシステムに配置された人の何と哀しいことか いつか犠牲にあえぐ人々の結末が 機械の改良に手助けをする時がくる。