ポエム

『白い倉庫、黄色い倉庫』

倉庫が欲しい
白い倉庫が
倉庫で暮らしたい
黄色い倉庫で

天井のない
ガランとした
だべっぴろい倉庫の中央に
木の机を置いて
読書する。

白い倉庫と
黄色い倉庫は
当面の
唯一の物的欲求であっても
これだけは
得なければ前に進めない
大きな意味がある。

だから
白い倉庫と
黄色い倉庫を
作品にして
世の中の人に訴え続ける決意である。