ポエム

玉子と電気

文明の線というか
人間の光のような
電気のパワーを

このごろ
人はあたりまえのように慣らされて
まるで
太古の昔から
水と空気と一緒にあったかのように
ありがたさを忘れて
どんどん使う。

玉子も又
永くおなじプライスのためか
それとも他に理由があるのか
しごく簡単に
カシャと割られて
消える。

尽きない物の優しさを
人に伝えたくて
玉子と電気を静物画にしてみた。

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