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三間詩(ピンク、P 、たたみ、夜)
それぞれに A . B . Cあるいは イ、ロ、ハ3ツの関係があって成りたつ三間詩 例えば人を愛する時物をこわす時問題を解く時、三間詩の原則をちゃんとふまえていれば 永く持続する。
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大きすぎたネクタイを見つめる
ネクタイをさりげなく気品を漂わせて、自分の首にくくりつける作業は毎朝歯みがきするみたいに忘れない。 ネクタイを見つめることは自分を知ることになるとある日気づいてネクタイを見つめながら歩いていたら だんだんお腹が前にせりだ…
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白い顔
白い顔 鼻と口と顔を構成する主要素の 位置や色彩よりも ベースになる白い顔の面が先ず優先される。 雪のように真綿のようにあくまでも白い顔の女。 イメージだけでおわる永遠のひとかもしれない
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四角い顔
なぜ四角い顔になったのか丸味がかった顔の方がよっぽど顔らしいのになぜ四角い顔にこだわるのか。 それとも意味もなくたまたま四角い顔の線がひかれたので色をつけただけなのか。 あるいはフレームが先にきて内容をあとまわしにする会…
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大きすぎたネクタイ
ネクタイが大きいとなんかこうえらくなったような気がしてきます。 そして周囲の人や物や事迄が小さく見えてくるのです。 まことに便利のよいネクタイをある日、はずしてみたら思いの外何もかもが普通に見えてすがすがしくおだやかな気…
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室内午前5時
ちょうどこの頃外の世界よりもささやかな室内の方が大きな意味があるような気がして……… しらじら明ける午前5時が。 もつれあう異質なA.B.Cが。 一体どこへ向いて霧のように消えていくの…
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三人の愛(A)(B)
時には同時に並行してふたつのことをひとりで思ってしまうことがある。あれもこれも結局消えていくことを知っていながらその時ばかりは、夢中になって追いかけてしまう。そして 多くの人が通りすぎる夜の都会の街の橋の上で三人の愛が証…
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黒いワクにとらわれた男
黒いワクの正体は、ずんずん肥大していく会社かもしれない。 組織ができると人が抱束される毎日決まった時間を会社にとられ次第、次第にマンエンする。 持って行き場がなくなった時男の眼が灰色にけむる。
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メキシコの人形売り
ある写真家の “愛水”アイアグアと題した写真集の中からこの、一枚の作品がうまれた。 それをBOKUが、大変気にいってそっくり、絵に写しとってみたら、こんな風になったのです。 ある写真家は、今日もダングリガの奧地でシノゴの…
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メキシコの土偶
ある写真家がお土産に軽くて、すぐ壊れそうな土偶をくれた。 テーブルからじゅうたんの上に落ちてもカシャ、という音がして、壊れてしまいそうな その置物を、BOKUは、せっけんできれいに洗って机の上に、飾った。 壊れてしまう前…