ポエム 灰色の川 1991年4月10日 / 美しいひとが、焦点を定めずに、むこうを向いている。 美しいひとが、哀しい目をして遠くを見ている。 美しいひとが、髪をあげて何かを語ろうとしている。 美しいひとは、皆、遠くにいて、つかみどころがなく哀愁を帯びている。 BOKUも又、美しいひとに恋をして美しいひとを愛して美しいひとに去られる。 そして、 BOKU達のうしろに深い灰色の川が、たゆまなく流れる。