ポエム

うぐいす色の海

父、薫。
ボーフ カオルの
25回忌。

海について よく 語ってくれた人でもあったし
実際に
海の大きさを認めて
自分の平凡なスタンスに無理をせず 猫背のま、
すうっと消えるように いなくなった
ボーフカオルを
時々、憶いだす。

それは
うぐいす色をした海のようでした。