エッセイ

室内午後11時45分

本当は吉野の奥の大台ヶ原にでも言って

まだ見たことのない
原生林と対話した方が
よっぽど
明日のためになるでしょう

けれども、現実は、
部屋の中でしか
動きのとれない
美術家であります。

それにしても
狭いこのアトリエに
よくこれだけの問題が
次から次と湧いてくるのか
ふしぎであります。

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