ポエム 黄色いコートを着た大学生 1991年6月6日 / 可能性の箱を抱いて大きな街をたずねてみる。 予想どうり見るものさわるもの なにもかもがあたらしい。 自分がなくなってしまうようでこわい。 かといって批評の眼も もちあわせず大きな街の流行に合わせている。主体性のない自分を肯定している。 たゞ 黄色いコートだけは遠い故郷の匂いがして季節を問わず昼夜 はなすことができない。